脳内百景

3ピースロックバンド"The Highways"のギターボーカル、徳永の脳内。

2019年、総括。

2019年が終わる。

例年に比べて、気温が高めな年末な気がする。昨年の年の瀬にも一年を振り返る文章を書いていた。今年も少し振り返ってみるとしよう。

 

 

 何と言っても今年はThe Highwaysがバンドとして再稼動した年だ。昨年末あたりまで、ドラマーが抜けた状態でアコースティック巡業を半年くらい続けた。

その成果は大きく、バンドの音やバランスに多大な変化をもたらした。スリーピースのロックバンドとして、自分たちが様々な事においてどういうバランスで在るべきか、その答えを導き出していった一年だった。

 

4月からライブを本格的にスタートさせ、8月にシングル『This is fun?』のレコ発ライブを行った。

この音源はゆらゆら帝国とのタッグでも有名な中村宗一郎さんにレック、ミックス、マスタリング、全ての工程を担当して頂き、当時の我々にとって最高の作品となった。中村さんから教わったことは自分にとって非常に大きく、 音源を創るとはどういうことなのか、その全体を見渡す広い視野を教わったと思う。

これは言葉で教えてもらったわけではなく、感覚的に教わったような感じだった。今まで見えていなかった部分が見えるようになった気がした。レコ発に参加してもらったバンド、そして会場となった下北沢LIVEHOLICにも大きな感謝の想いがある。

 

その後はアコースティック編成での活動も並行しながら9月から新宿での路上ライブと毎月行うカバー企画を始めた。

路上ライブの効果は大きかった。というのもそれは人気が出たとかそういう話ではなく(耳を傾けてくれる人は増えたと思う)、自分たちのパフォーマンスにとってだ。

不特定多数の人に見てもらうことで、見えない殻が破れていった。バンドでのパフォーマンスが更に自分たちの理想に近づいていったのだ。

これは是非皆さんの目でライブに足を運んで確かめてほしい。

 

そしてカバー企画は日々の鍛錬に役立った。カバーをすることで自然に楽器を触る回数が増えるし、ハイウェイズを見ている皆さんにも我々がどんな音楽が好みかを伝えることができる。今後も続けていきたいと考えている。

 

 

 

 こうして瞬く間に1年が過ぎていった。濃密で早い速度で過ぎて行った1年だったが、自分には成長してきた確信がある。2020年はとにかく皆さんにハイウェイズを知らせたい。見せたい。

 自分の中にあるさらなる高いハードルを目指し、来年も自分の表現と向き合っていくつもりだ。楽しみながら真剣に。

 

 

最後に今年関わってくれた全ての人に感謝したい。そして2020年も宜しくお願い致します。